【中国時報】公務員厚遇、年金は平均年収超


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 年金基金の破綻が危ぶまれる中、2010年以前の「75制」と呼ばれる旧制度で退職した公務員には、国の平均年収を大きく上回る年金が支給されていることが分かり、与野党から早急な制度改革の声が高まっている。

 75制とは、勤続25年以上なら50歳から年金受給できる制度。課長クラスは50歳で退職後、平均32年間年金を受給しており、総額は2500万元(約7700万円)に上っている。現行の85制では、勤続30年、55歳以上で年金受給が可能。課長クラスであれば月額5万5千円(約17万円)、平均総額1830万元(約5600万円)が受領できる。
 政府は受領資格年齢を65歳まで引き上げ、支給総額を339万元(約1千万円)減額する方向で法案の策定を急いでいる。