「えがおマップ」入選 開南小児童、安全考え地域探険


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受賞を喜ぶ(左から)仲間姫菜さん、上原一路さん、太田さくらさん=11日、那覇市立開南小学校

 「第9回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会など主催)の入選作品がこのほど発表され、県内から開南小学校1年の児童3人が作った「かいなん小えがおあんぜんマップ」が、「まちのぼうさいキッズ賞」を受賞した。

子どもたちは「地域の人に話を聞くなど、初めての体験が多くて楽しかった」と話している。
 コンクールには全国から2018作品の応募があり、15作品が入選した。受賞したのは開南小1年の上原一路さん(7)、仲間姫菜さん(7)、太田さくらさん(6)の3人。夏休みを利用し、開南小のある泉崎1丁目を見て回り、子ども110番の家の場所や、地域の危ない所などをくまなく点検した。
 開南小周辺は県庁や那覇市役所や商業施設もある繁華街だ。
 上原さんは「車が多く通るのに、ガードレールが少ない」と感じ、マップに記した。仲間さんも「路上駐車中の車の陰に隠れて、子どもが見えなくなりそうで危ない」と問題を訴えた。
 地域の良さも見つけた。ビジネス街に近く、飲食店も多い。太田さんは「お店の人に話を聞くと、何かあったらいつでも逃げておいで、と言ってくれた」と笑顔を見せた。26日には東京都で表彰式が行われる予定。