荒天は浅場の濁りでチヌ


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 沖縄市泡瀬漁港を会場に、1月12日午後8時から13日午前11時まで、本島のチヌ釣り師200人が参加して「マルキューサンクスフェアチヌ釣り大会」が開催された。

 この大会は30センチ以上、5尾までの総重量で競われる大会で、毎年200人前後の参加者がいる県内最大のチヌ釣り大会。多くのチヌ釣り師がこの日に合わせて、1カ月以上前からポイント探しをする。

 しかし、この日は大雨雷雨波浪注意報が発令される悪天候。ところが、チヌ釣りにとっては海が荒れて濁りが出ると、警戒心の強いチヌも浅場で荒喰(ぐ)いする事が多いので、ポイントの選び方によっては絶好のチヌ釣り日和となった。

 今回大会を制したのは具志堅章さんで、東海岸の浅場のポイントで5尾のチヌ、総重量3.6キロを釣り上げ見事、初優勝した。2位と3位にはベテラン新垣薫さんと川畑清一さん。主な結果は次の通り。(敬称略)

▽優勝=具志堅章(5尾、3.6キロ)
▽2位=新垣薫(4尾、3.4キロ)
▽3位=川畑清一(5尾、3.14キロ)。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

1月13日、マルキューサンクスフェアチヌ釣り大会で上位入賞を果たした(左から)新垣薫さん、具志堅章さん、川畑清一さん
1月7日、前兼久漁港で2.98キロのアオリイカを釣った町田俊さん
1月2日、屋我地漁港で30センチ、600グラムのガラサーミーバイを釣った玉城久貴さん
1月7日、石垣島伊野田漁港で68センチ、6.5キロのマクブを釣った下地圭一郎さん(フィードマン)
1月5日、宜野座海岸で2.21キロと1.84キロのアオリイカを釣った林仁志さん
1月9日、泡瀬一文字で56.5センチ、3.1キロのミーバイを釣った我如古浩貴さん
1月9日、泡瀬一文字で69センチ、4.9キロのタマンを釣った外間聡さん
1月11日 南浜漁港で48センチ、1.7キロのチヌを釣った平良巧さん
1月7日、津堅島で42センチ、1キロの尾長グレを釣った上原直人さん(珍福会Jr)
1月12日、今帰仁海岸で1.79キロのアオリイカを釣った与那嶺敦さん