「全力で熱いプレーを」 冬季国体県選手団活躍誓う


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冬季国体に向けて、意気込むアイスホッケーとスキー競技に出場する県選手団=16日、那覇市奥武山の県体協会館

 第68回国民体育大会冬季大会の県選手団結団式が16日、那覇市奥武山の県体協会館で行われ、アイスホッケーとスキー競技に出場する選手が活躍を誓った。

 県選手団は2競技に出場する選手・監督23人。1月28日から東京で行われるアイスホッケー競技成年男子には九州国体ブロックを2年ぶりに突破した16人が、2月17日から秋田県鹿角市で開催されるスキー競技ジャイアントスラローム成年男子には6人が出場する。
 県体協会長の仲井真弘多県知事(代読・神谷育雄副会長)は「皆さんの活躍が、9月に東京都で開催される本大会への大きな弾みになるとものと確信している」と激励。県文化観光スポーツ部の平田大一部長(代読・湧川盛順統括監)は「本県代表として、培ってきた技を存分に発揮してほしい」と激励した。
 続いて翁長良成団長からアイスホッケー競技で旗手を務める新里大選手(スポーツデポ)に、団旗が手渡された。選手を代表して、スキー競技ジャイアントスラローム成年男子Bに出場する宮里貴史選手が「ポールをしならせるような躍動的な滑走をし、雪や氷を溶かすような熱いプレーで全力を尽くす」と決意表明した。

◆旗手務める新里「いい試合を」
 旗手を務めるのが、アイスホッケーの新里大選手(スポーツデポ)と、スキー競技ジャイアントスラローム成年男子Cに出場する野中圭介選手(沖縄環境調査)の2人だ。
 新里選手はアイスホッケーの主将を務め、2年ぶり6度目の出場となる。過去にも旗手の経験があり「今回も任せてもらうからには、しっかり大役を果たしたい」と話す。長野県との初戦に向け「何枚も上手のチームだが、しっかり食らいついていい試合をしたい」と意気込む。野中選手は3年連続3度目の出場。「皆の代表として堂々とした旗手を務めたい」と話し「沖縄のハンディを克服して、一つでもいい順位を取れるよう頑張りたい」と力を込めた。