新聞の授業活用学ぶ 教師向け講座開催


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新聞紙面を素材に教材作りに取り組む参加者と講師を務めた大里中教諭の兼松力NIEアドバイザー(右から2人目)=19日、那覇市天久の琉球新報社

 教育への新聞活用(NIE)を支援する教師向け講座「レッツチャレンジNIE」(琉球新報社主催、県教育委員会後援)が19日、那覇市天久の琉球新報社で開かれ、教師17人が参加した。

 南城市立大里中教諭の兼松力NIEアドバイザーが「小中高ですぐに実践できる新聞紙面の教材化」と題して、記事をワークシートに貼り付け、設問を考えるワークショップを行った。兼松教諭は「新聞紙面はそのままではただの素材でしかない。どの場面でどう使うかを教師自身が考え、有効な教材へと仕立て上げることが大切だ」と呼び掛けた。
 南風原町立津嘉山小の米須清貴教諭は、1日付3面にある、基地問題を訴えるコラージュ写真を用いた。写真の情報を読み取り、作り手の意図や見出しを考えさせる設問を作った。米須教諭は「ワークシート作りは初めてだったが、有効活用できる切り口だと感じた」と話した。