琉球新報社 台湾政府は１０日、２０１２年度の貿易黒字が過去最高の３０３・９億ドル（約２兆７千億円）に上り、過去最高額となったと発表した。
欧米の経済的な停滞を見越し、年頭から東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）での市場開拓を行ったことが奏功したものとみている。
輸出総額は３０１１・１１億ドル（約２６兆８億円）で、輸入総額は２７０７・２７億ドル（約２４兆円）。中国やアメリカ、インド、韓国などへの輸出はやや減少したが、新開拓した東南アジアの市場への輸出は２３３・１５億ドル（約３兆円）と大幅に成長した。
次いで中国への１５３・８８億ドル（約１兆４千億円）、欧米と日本への輸出総額が１８５・１４億ドル（約１兆７千億円）と続いたが、対中、対米とも一昨年比で０・８％のマイナス成長。対日も０・２％の微増にとどまった。
