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テニスの2013MUFGジュニアトーナメント県予選は最終日の20日、男女のシングルス決勝リーグを行い、男子は比嘉理斗(沖尚高)が初優勝、女子はリュー理沙マリー(具志川東中)が、前身の大会を含め3連覇を果たした。
男女の優勝者は、全国大会(4月10~13日、名古屋市)への出場権を獲得した。大会には16歳以下が出場、昨年までのトヨタ海外派遣ジュニアトーナメントが名称を変えて開催された。
◆縦横にコート駆ける/自信の体力発揮 比嘉理斗
男子決勝リーグ最終戦、比嘉理斗(沖尚高)は、コートを縦横に走ってボールを拾いまくった。日ごろのトレーニングで「体力には自信がある」といい、左右に振られても足を生かして食らい付いていった。
序盤は新里真生(鏡原中)に2―4とリードされた。集中力が切れかけたが「ここで取らないといけない」と気持ちを切り替えた。
ここから調子を上げた。ボールをつなげながら、自分のゲームを組み立て、甘く上がった球はしっかり打っていった。
不得意なバックへのボールは、回り込んでフォアハンドで打ち返した。
波に乗って6連続でゲームを奪取。決勝リーグ3戦全勝で優勝を決めた。
2戦目では、ダブルスのパートナーでもある第1シードの嘉数賢汰(沖尚高)を破った。練習では分が悪いが「自分のミスを減らし、相手にミスをさせるプレーをした」という。
県レベルの大会で優勝するのは初めてと、喜ぶ比嘉理。4月の全国大会へ向け「今のスタイルを仕上げて、全国で通用するプレーをしたい」と話し、苦手意識のあるバックも強化していく考えだ。(宮里努)