「魅力あるチームに」 新生FC琉球スタート


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2013年シーズンの新加入メンバー12人と、薩川了洋監督(中列左から2人目)、下地良代表取締役社長(同3人目)=21日、県庁

 日本フットボールリーグ(JFL)のFC琉球は21日、県庁で会見し、2013年シーズンの新体制を発表した。

 「真の沖縄のクラブへ」をテーマに掲げた新生・琉球は、新監督に薩川了洋氏を迎え、走り負けないチームを目指す。薩川監督は「ただ強いだけではなく、魅力あるチームづくりをしていきたい」とあいさつ。この日は午前中に練習も開始し、3月10日のホーム開幕戦に向けて本格的に始動した。
 新加入の選手は、同アカデミー出身で初のトップチーム入りとなるMF真栄城兼哉(山内中出)、FW久場光(安岡中出)ら県出身の2人を含む過去最多の12人。今年千葉県の流通経済大学付属柏高校を卒業する真栄城は「高校3年間でサッカー選手としても、人としても成長できた。これからはプロとして、まずは体づくりからしていきたい」と話した。久場は「今までお世話になった人たちに成長した姿を見せたい」と活躍を誓った。
 フロントについて、代表取締役会長の榊原信行氏とともに、代表取締役社長に下地良氏の2代表制を敷くと発表。チーム運営などは下地代表取締役社長が行い、そのサポートを榊原代表取締役会長が行う体制。下地代表取締役社長は「まだ33歳と経験もなく、いろんなプレッシャーもあるが『真の沖縄のクラブ』を目指し、県民と一体となってJ昇格を目指したい」と、力を込めた。