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【大宜味】昨年11月に東京都で開かれた第47回全国野生生物保護実績発表大会(主催・環境省、日本鳥類保護連盟)で、最高賞に当たる環境大臣賞を受賞した喜如嘉小学校(安富広子校長)が19日、同校で受賞報告会を開いた。
保護者や地域住民らが多数訪れ、長年受け継がれてきた野鳥観察に贈られた栄誉ある賞を祝った。全児童で受賞の喜びを「バードウオッチング」の歌に乗せた。
同校は、1988年からNPO法人やんばる森のトラストの市田豊子副理事長による指導を受け、野鳥観察を続けている。大会では、学校代表で出場した6年生の金城さくらさんと稲福倭子さんが、学校の目の前に広がる喜如嘉ターブクで実施している野鳥観察について説明した。
受賞報告会では、5・6年生の児童が大会で発表した内容を再現した。昨年と過去に観察した野鳥の比較検討などを説明し「身近な地域の自然環境を大切にすることが、地球環境を守ることにつながる。これからも野鳥観察を喜如嘉小学校の伝統として続けたい」と締めくくった。
安富校長は、児童の活動に協力してきた保護者や農家、関係者に感謝し「小さな学校の大きな喜び」と語った。