国頭 3連覇狙う 県知事杯沖縄一周市郡対抗駅伝あす号砲


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県知事杯 第36回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会

 県知事杯第36回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(主催・沖縄陸上競技協会、共催・県、琉球新報社、ラジオ沖縄、沖縄テレビ放送、特別協賛・沖縄電力、協力・第一交通産業グループ)が26、27の両日、奥武山陸上競技場を発着点に30区間292.6キロのコースで行われる。

3連覇を狙う国頭を宮古島市、八重山などが追う展開が予想される。女子は力が接近、混戦模様だ。大会を展望する。

<展望>
 大会では県内14市郡が、男女合同チームを構成。総合成績のほか、男女各部の成績でも争う。
 1日目は162・5キロ。130・1キロの2日目より、30キロ以上長い距離を走る。初日でどの位置につけるのかが、総合優勝に向けた大きなポイントになる。
 2区(13・8キロ)は初日前半の流れをつくる上で重要な区間。各チームともエース級の選手を投入する。前半最長の6区(15・4キロ)は、序盤のヤマ場になりそうだ。後半9、10区は中学生区間。
 2日目前半の21区(17・1キロ)は全区間で最長。上位を狙うチームが勝負を懸ける展開が予想される。後半22~26の5区間は、女子の区間で、うち23、25区は中学生が争う。
 レースは、昨年の大会で総合と男女の各部門を制した国頭を軸に展開しそうだ。昨年の九州一周駅伝で県代表メンバー入りした大城大地(沖縄総合事務局)、仲村廣都(恩納村役場)ら主力となる一般の層が厚い。
 宮古島市は昨年2位で、前年の6位から躍進。與那嶺恭兵(琉球物流)を中心に力のある選手がそろい、瑞慶覧伸哉(宮古高)ら高校生の力も充実している。
 昨年3位の八重山は下地将平(ひやね整骨院)が柱。與那国弘樹(国際武道館大)、玉滝将弘(上武大)ら学生の頑張りが鍵を握る。
 沖縄市、那覇、島尻なども優勝争いに絡む力がある。
 女子は昨年優勝の国頭や名護、中頭、宮古島市、八重山などが争う展開になりそうだ。
 国頭は昨年の都大路を経験した三露まどから北山高メンバーを擁する。宮古島市は、実業団の仲間千華(愛知電機)が中心。他のチームも全国都道府県対抗駅伝の県代表を抱えるなど、上位を争う力がある。
 (協力・國場馨沖縄陸協副会長)

<協力願い>
 26、27日の県知事杯第36回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会に伴い、選手が通過するまでの間、各道路で片側通行など一部交通規制があります。
 コース沿いの皆さんや一般車両運転者の方には、ご迷惑をお掛けしますが、レースをスムーズに実施するため、ご協力をお願いします。
 コース沿いの駐停車をご遠慮ください。交通要所では警察官、競技役員の指示に従ってください。
主催・沖縄陸上競技協会
 共催・沖縄県
    琉球新報社
    ラジオ沖縄
    沖縄テレビ放送