【北中城】北中城村(新垣邦男村長)は米ワシントン州立大学と連携し、インターネット回線で映像・音声を米国と結び、村内の児童・生徒が同大学の講師から授業を受ける「DOTEプログラム」を昨年から始めている。
プログラムを企画・運営するNPO法人琉米歴史研究会によると、インターネットを使った同大学との英語講座は国内初で、村は本格的な英語教育による人材育成に期待を寄せている。
北中城村のあやかりの杜に週2回、小学生と中学生それぞれ10人ほどが集まり、同大学の留学生向けの語学授業「ESL」(第2言語としての英語教育)の講師らと双方向で会話し、授業を受けている。
テレビ会議システムが活用され、2台のモニターのうち1台には講師と助手が、もう1台には講師のノートや書類が写る。教室の声は米国側に届く。
村は同大学と琉米歴史研究会との3者で2012年4月に講座のための協定を結んでおり、予算には一括交付金を充てる予定。
19日、講座を視察した新垣村長は「村の資源は人材だ。国際社会で通用する人材を育成し、村職員など大人にも広げていきたい」と継続に意欲を示した。
この日は導入を検討する古謝景春南城市長が視察したほか、東村も興味を示している。
英文へ→Kitanakagusuku pupils receive e-learning delivered by Washington State University