大城美南海、大差で初V ダイキン女子アマ最終日


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
14番(パー4)でアプローチショットを放つ大城美南海=29日、南城市の琉球GC(渡慶次哲三撮影)

 ゴルフのダイキンオーキッドレディスアマチュア選手権大会最終日は29日、南城市の琉球GC(6439ヤード、パー72)で決勝ラウンドを行い、初日首位タイで発進した大城美南海(玉城中―熊本国府高)が5アンダーの通算139で初の頂点に立った。

5打差の山城奈々(浦添高出)はイーブンパーで2位。3位に1オーバーの比嘉怜羅(上山中―福島・富岡高)、4位に4オーバーの新垣比菜(具志川中)が入った。上位4人は国内女子プロツアー開幕戦となる第25回ダイキンオーキッドレディストーナメント(3月8~10日、琉球GC)の出場権を獲得した。

◆気力充実、存在感アピール大城
 地元南城市出身の大城美南海(玉城中―熊本国府高)が、2位に5打差をつけて圧倒し、故郷に錦を飾った。
 初日は1アンダーで、山城奈々とともに首位通過。決勝ラウンドは、技術力と精神力で、ライバルに大差をつけた。
 出だしからバーディーラッシュ。1番(パー4)は「うまく傾斜に乗ってくれた」と、2打目でピン横わずか10センチにつけバーディー。2番(パー4)も約3メートルのバーディーパットを沈め、リズムに乗った。5、8番もバーディー。7番はボギー、9番ではダブルボギーをたたいたが「アンダーだったし、落ち着いてプレーできた」。
 11番(パー5)でもバーディー。13番(パー3)は、難易度の高い下りのラインを読み切り、約7メートルのロングパットを決めた。
 最終ホール(パー5)、追い風も手伝い2打目でグリーンを捉えると難なくバーディー。新女王としての存在感をアピールした。
 普段は冷静な大城も「今日のプレーは完璧に近い」と、興奮気味に語る。「地元のコースで優勝というのは本当にうれしい」と、満面の笑みで話した。
 次は、2年連続出場となるダイキン本戦。「去年は予選落ちしてしまったけど、予選通過して、できるだけ上で順位争いがしたい」と、大舞台に向けて気持ちを新たにした。(仲本文子)