コラソン速攻で圧倒 JHL、北電に31―25


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 日本ハンドボールリーグ第17週第1日は9日、大分県立総合体育館などで男女7試合を行い、琉球コラソン(5位=5勝7敗1分け)は北陸電力(8位=2勝10敗)に、31―25で勝利した。通算戦績6勝7敗1分けで、再びプレーオフ(PO)進出ラインの4位に浮上した。コラソンは、好守から速い攻撃へとつなげ、前半で9点差をつけた。主将水野裕紀がチーム最多の9得点と活躍した。

 トヨタ自動車東日本と対戦した湧永製薬は、36―21で勝利してレギュラーシーズン3位以内が確定、PO進出を決めた。コラソンは10日、佐賀県の神埼中央公園体育館で豊田合成(7位=2勝8敗3分け)と今季最後のアウェー戦を戦う。

琉球コラソン(6勝1分け7敗)
31―25(18―9,13―16)
北陸電力(2勝11敗)

◆狙い通りの形
 東長濱秀吉監督の話 前半から守備がよく機能して、速攻やカットインなど狙い通りの形に持っていけた。控えも活躍し、10日の豊田合成戦に向けて主力の力もうまく温存できた。

◆4位浮上 PO進出に望み 残り1枠、2戦勝利条件
 コラソンは、けがで前戦を欠場した東長濱秀作、村山裕次のエース2人が復帰。堅い守りでボールを奪い、速攻などで得点を重ねて、前半で大量リードを奪った。
 後半はミスが続いて一時3点差に迫られたが、主将水野裕紀や両エースなどの連続得点で再び差をつけて勝利。控えも含む出場9選手全員が得点を挙げた。村山は「前半で離せたことで、楽な展開になった。守って速攻で点を取る形がうまく出せた」と話す。
 この日、湧永製薬がPO進出を決めたことで、残された枠は一つとなった。コラソンは10日の豊田合成戦、17日の湧永製薬戦の2試合勝利が最低条件となる。
 東長濱は「攻撃の成功率を上げて、相手の速攻の回数を減らしていきたい」、水野は「高めにプレッシャーを与えて、相手のボール回しのタイミングを崩したい」とそれぞれ10日の合成戦に向け、気を引き締めていた。