「うまい」食の地球旅行 世界の家庭料理フェアー


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アルゼンチンの「エンパナーダ」を笑顔で販売する留学生ら=10日、名護市民会館

 【名護】名護市在住の外国人や留学生らが出品した自国の家庭料理を味わってもらい、国際交流を深める「第16回世界の家庭料理フェアー」(名護市国際交流協会主催、市、市教育委員会、琉球新報社共催)が10日、名護市民会館で開催された。

 ペルーやベトナム、ニューカレドニアなど世界10カ国の家庭料理が販売された会場は香ばしい匂いが漂い、訪れた約500人が、異国の文化あふれる料理に目を輝かせて笑顔で頬張り、食を通じた文化交流を楽しんだ。沖縄市から訪れた上地康人さん(33)と香さん(34)は、「ペルーのエビの煮込み料理チュペ・デ・カマロネスがとても好み」と笑った。
 肉などの入ったアルゼンチン風揚げパイ「エンパナーダ」を売っていたアルゼンチンからの留学生、比嘉カロさん(31)は「古里の料理を日本の人がおいしく食べてくれてとてもうれしい」と、張り切って販売していた。