JHL コラソン後半逆転、豊田に27-21


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 ハンドボールの第37回日本リーグ第17週第2日は10日、佐賀県の神埼中央公園体育館などで男女3試合を行い、琉球コラソン(4位=6勝7敗1分け)は豊田合成(7位=2勝8敗3分け)を27-21で下し、3連勝した。通算戦績7勝7敗1分けで順位は変わらない。

前半を2点ビハインドで折り返したコラソンだが、後半の5連続得点で逆転すると、その後も速攻などで優位に試合を進めた。コラソンは17日、沖縄市体育館で3位の湧永製薬とプレーオフ進出を懸けて今季最終戦を戦う。

琉球コラソン(7勝1分け7敗)
 27―21(9-11,18-10
豊田合成(2勝3分け9敗)

◆PO進出へ決意 17日に最終戦
 高めの3-3守備陣形で失点を最小限に抑えながら、豊田合成の5-1陣形にも手こずり、足が止まったコラソン。2点差を追う展開となったが、後半からは守って速攻という得意のパターンに持ち込み、難なく逆転に成功した。
 東長濱秀作が6得点、村山裕次が5得点と両エースが復調。先週までけが人や体調不良が相次いだが、17日の湧永製薬との最終戦を前に、ようやく戦力が整った形だ。
 最終戦では、プレーオフの残り1枠を大同特殊鋼(6位=5勝7敗1分け)、トヨタ紡織九州(5位=5勝7敗2分け)と争う。東長濱は「湧永は身長の高い選手がそろう。0-6陣形の壁をいかに打ち破るか、遠めのシュートの確率を上げることが大事」と話す。村山は「自分はシュートを決めるだけ」と強い決意をにじませた。

◆後半安心して見られた
 東長濱秀吉監督の話 前半は足が動かず、ミスも多かった。だが、後半は出足からしっかり守って走れた。速攻もよく決まり、安心して見られた。来週は湧永との最終戦。前回は僅差で敗れたが、今回はプレーオフ進出も懸かっている。絶対勝利する。