琉球コラソン、PO懸けあす最終戦


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最終戦に向けて調整に励む琉球コラソンのメンバーたち=15日、那覇市内の体育館(諸見里真利撮影)

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソン(4位=7勝7敗1分け)は17日午後2時から、沖縄市体育館でプレーオフ(PO)進出を懸けて、湧永製薬(3位=9勝4敗1分け)と今季最終戦を行う。

15日は那覇市内の体育館で、本番を想定した実戦形式の練習で汗を流した。
 上位4位が進めるPOへは、既に首位の大崎電気(14勝)、2位のトヨタ車体(14勝1敗)、湧永が進出を決めている。コラソンは残り1枠を、5位の大同特殊鋼(6勝7敗1分け)と争う形。コラソンがPOに進出する条件は、17日の最終戦で、コラソンが湧永に勝利し、さらに大同が同日のトヨタ紡織九州戦で敗れるか、引き分けた場合。だが、大同が23日の北陸電力との最終戦で引き分けるか敗れた場合は、コラソンにも再びPO進出のチャンスが巡ってくる。
 また、15試合を終えて、東長濱秀作が95得点、村山裕次が87得点でそれぞれ得点ランキング1位、2位につけており、2人が最終戦でどれだけ得点を伸ばせるかにも注目が集まる。強豪の湧永だが、コラソンは、持ち味の高めの守備で相手の得点を封じて速攻につなげ、早い段階でリードを奪いたい。
 昨季まで湧永で主将を務めていた東長濱は「攻撃でミスをせず、相手の攻撃をいかにセットオフェンスに持ち込めるかに尽きるが、自分たちは相手を崩せるだけの守備力を持っている。100%勝つ」と自信を持って臨む。