キングス惜敗、島根に67―68 bjリーグ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=24勝6敗)は16日、島根県の松江市総合体育館で島根スサノオマジック(同地区2位=21勝11敗)と今季第31戦を行い、67―68で敗れ、連勝は4でストップした。2位島根とのゲーム差は3に縮まった。

 第1クオーター(Q)、キングスは島根の高さのあるディフェンスに苦しめられ、13―20とリードを許した。第2Qはテレンス・ウッドベリーが内外から積極的に得点を奪うなどして追い上げ、37―37の同点で前半を終えた。
 第3Qはミスが出て、再びリードを許したが、第4Qは小菅直人の3点シュートなどが決まり接戦となった。しかし、最終盤に逆転を狙った並里成のシュートが外れ、勝利をつかめなかった。
 島根との第2戦は17日午後1時から同体育館で行われる。

島根スサノオマジック(22勝11敗)
 68―67(20―13,17―24,18―16,13―14)
琉球ゴールデンキングス(24勝7敗)

◆不用意なミス響く、5連勝逃す
 1点を争う接戦で、不用意なファウルやミスが敗戦を招いた。相手は昨年12月のホーム戦で連敗し、現在は西地区2位につける島根。プレーオフでも対戦する可能性が高く、連覇を狙うキングスにとって負けられない相手だった。今シーズンはまだ島根から勝ち星を挙げておらず、次戦での巻き返しが必要となる。
 ゲームは序盤から互いにリードを奪い合うクロスゲームとなった。両チームともに主導権を握れないまま迎えた第3Q、相手ファウルやシュートミスからキングスが攻め込む場面が目立った。流れがキングスに傾くかに見えたが、トラベリングやパスミスなどで好機を逃した。第4Qでは小菅直人の3点シュートが連続で決まり、勢いに乗り始めたが、要所でシュートミスが出た。
 さらに、2シーズン連続でブロック王に輝いた島根のジェラル・デービスがキングスの前に立ちはだかった。216センチの長身を武器にリング下で存在感を発揮。アンソニー・マクヘンリーらのインサイドショットを何度もはじき返した。第2Qにテレンス・ウッドベリーがデービスのブロックをかわして得点したが、最後まで苦しんだ。
 終わってみると、点差はわずかに1点。1ゴールで試合をひっくり返せた悔しさを次戦にぶつけ、勝利をもぎ取る勢いが求められる。