キングス連敗 bjリーグ第32戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=24勝7敗)は17日、島根県の松江市総合体育館で島根スサノオマジック(同地区2位=22勝11敗)と第2戦(今季第32戦)を行い、54-70で敗れ、2連敗した。

島根とのゲーム差は2に縮まった。キングスは立ち上がりからミスが目立ち、見せ場をつくることができないまま23―39と大きくリードされて前半を終えた。後半も勢いに乗ることができず、徐々に点差を離された。第4クオーター(Q)に島根の動きが鈍った場面で少しずつ追い上げたが、大きく開いた点差を埋めるには遅すぎた。キングスの次戦は23、24の両日に愛知県の豊橋市総合体育館で浜松・東三河フェニックスと2連戦を行う。

島根スサノオマジック(23勝11敗)
70―54(15―10,24―13,21―11,10―20)
琉球ゴールデンキングス(24勝8敗)

結果が伴わない
 遠山向人HC(キングス)の話 選手はハードに頑張ってプレーしているが、結果が伴わない。もしかしたら、これまでと大きな事を変えなければならない。

◆“王者の風格”影もなく
 またしても島根に敗れた。前日の接戦から一転、全く見せ場をつくることができず、一時は20点以上も引き離される完敗とも言える内容だった。これで今シーズンの島根との対戦は4戦全敗。島根戦は3月のホーム2試合を残すのみとなった。連敗から課題を見つけ、今シーズンの残り試合、そしてプレーオフに向けて攻略の糸口を見つけられるか。キングスの真価が問われている。
 この日のキングスに王者の風格はなかった。第1Qからパスミスを連発し、攻撃チャンスを失った。第2Qでは、リング下を固める島根を崩せずに苦しいパス回しを続けて、ショットをいい形で打てなかった。持ち味のハードなディフェンスも影を潜め、簡単にシュートを許していた。
 さらに、島根のジェラル・デービスが再びキングスの前に立ちはだかった。速攻でリング下に攻め込んでも、デービスのブロックが高い壁となった。第4Q最終盤に並里成の得点で何とか流れをつかんだが、劣勢を挽回できなかった。
 キャプテンの与那嶺翼は「自分たちのバスケができていない。もっとできるという気持ちが強すぎて今の状態になっている」と分析。「チームで勝利することがキングスのバスケットだ。長所と短所を日々の練習から修正していく」と再起を誓った。