【アメリカ】新デザインと斬新な色合い 押元さん着物ショー


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 伝統を重んじる着付け師、モダンな着物コスチューム・デザイナーとして活躍する北中城村安谷屋出身の押元(旧姓・上間)末子さん(51)はこのほど、米カリフォルニア州ファンテンバレーのアクセスグループメディア(出版社)で「押元末子着物コレクション」と題したファッションショーを開催した。

 押元さんが表紙と裏表紙のコスチュームデザインを以前に担当した「味噌(みそ) for ライフ」の出版記念イベント内で行われ、500人以上の観客と各国メディア、韓国人セレブリティのスー・イェン・リーさんをはじめセレブリティのためにレッドカーペットも用意された。
 押元さんは「日本から取り寄せた、ビンテージ(型)の着物や色鮮やかな帯、豪華絢爛(けんらん)な打ち掛け、いわゆるクラシックにコンテンポラリー(現代)を融合したニュービンテージがテーマ」とショーの特徴を語った。
 押元さんは、米カリフォルニア州ハリウッドを拠点に映画やテレビ、各種イベントに出演する俳優に着物を提供し、伝統から流行に至るまで着付けと着物コスチュームデザインを創造する「着物末広エージェンシー」の代表。作品はクラシックの良さと、新しい要素を取り入れたデザインと斬新な色使いが特徴だ。(当銘貞夫通信員)