![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img5122dde9af78c.jpg)
男子重量挙げのリオ五輪代表選手育成を目的とした、全日本メンバーの合宿が10日から県内で始まっている。
県出身で62キロ級のジャーク日本記録を持つ糸数陽一(豊見城高―日本大)や、玉寄公博(南部工高―日本大)、ロンドン五輪105キロ超級出場の太田和臣(九州国際大職員)ら9人に加え、大濱健一(名桜大大学院)もトレーニングに参加。男子全日本チームの沖縄合宿は5回目で、豊見城高校を拠点に24日まで練習を行っている。
合宿8日目となる18日は、午後から豊見城高校で練習した。選手らはスナッチやジャークを連続で挙げるトレーニングや、バーベルを持ってのスクワットなど、約3時間の練習に汗を流した。
チームの指揮を執るのは、ロンドン五輪の監督も務めた稲垣英二監督(警視庁)。「選手たちによく言うのは、世界を考えていない人間はチームにはいらないということ。常に世界と戦うことを意識させる」と語る。試合のない冬場から体づくりをすることで、春から始まるオンシーズンに向け精度を高めるという。
糸数は「母校でナショナルチームの練習ができるのは、後輩たちにも自分たちにもいい刺激になる」と、合宿の意義を語った。
玉寄は「最近、けがが続いて記録が伸び悩んでいたが、4月の全日本学生選抜でいい結果を出せれば」と話し、「全日本メンバーに選ばれているからには、頑張って記録を伸ばしたい」と意気込んだ。
(仲本文子)