基地問題に「身を捨てる覚悟」 翁長那覇市長が施政方針


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 翁長雄志那覇市長は19日、那覇市議会2月定例会での2013年度施政方針で、沖縄の基地問題に関し「国の安全を守ることの重要性は理解できるものの、そのための負担を当たり前のように沖縄県に押し付ける、あるいは振興と基地をリンクさせるという本土と沖縄の間にある認識の壁と差別は、今や看過できないところまできている」と指摘。その上で「基地は沖縄の発展の障害でしかない。私は、未来の子どもたちに、夢と希望あふれる沖縄を引き継いでいくためにも、基地問題解決に向け、身を捨てる覚悟を持って臨みたい」と決意を述べた。【琉球新報電子版】