首相、訪米後に日銀正副総裁案 国会に提示


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 安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、次期日銀正副総裁人事案に関し、候補者に打診した上で、自らが訪米から帰国した後に国会提示したいとの考えを表明した。「訪米後、衆参両院にお願いさせていただく。これから最終的に候補者の方々に当たる必要もある」と述べた。

 白川方明総裁は、2人の副総裁の任期が切れる3月19日に合わせて辞職する意向を既に表明。菅義偉官房長官は月内提示の方針を示している。
 首相は新総裁に求める条件について「国際金融の世界で(少数の実力者による)インナーサークルに入り、発信も説得もできる能力を持った人が今こそ必要だろう」と強調した。
(共同通信)