【中国時報】「尖閣」中国と連携せず 対抗策、馬総統が明言


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 台湾の馬英九総統は18日、国民党の国家発展研究院で行われた「中国大陸台商商工建設研究会」の席上、中国に進出している台湾企業代表者に対し、台湾尖閣問題については中国政府と連携して対抗政策を取ることはないと明言した。

 中国と連携を取ることができない根拠として馬総統は(1)中国が日中和平条約を否定している(2)台湾が提示した東シナ海問題への平和的解決動議に対し、中国側が反応を示さない(3)中国が台湾と日本の漁業交渉で主権問題に触れることに反対しているが、主権問題抜きでの漁業交渉は不可能である―ことを挙げた。
 馬総統は米大学の大学院で、国際法の観点から尖閣問題を研究して博士号を取得。以来40年にわたり強い関心を示してきた。