琉大が準優勝 全日本学生ボードセーリング


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準優勝を果たし表彰式で笑顔を見せる琉球大ボードセーリング部の(左から)松村恭寛、仲宗根幸太、阿澄一成、金城隆太郎、平田貴一朗=和歌山ロイヤルパインズホテル(同部提供)

 ボードセーリングの2012年度全日本学生選手権大学対抗戦が22~24日に和歌山セーリングセンターで行われ、琉球大(金城隆太郎、平田貴一朗、阿澄一成、仲宗根幸太、松村恭寛)は233ポイントで準優勝を果たした。

優勝は215ポイントの同志社大。琉大は第1レースで好成績を残したが、第2レースで順位を落とした。レース終盤に巻き返し、2位に食い込んだ。

◆風に苦しみ初V逃す
 初優勝を目指して大会に臨んだ琉球大学ボードセーリング部のメンバーを、気まぐれな風が苦しめた。大会は各大学の3選手が出場するレースを7本こなし、その合計順位を競う。琉大は第1レースで1~3位を独占する好調な滑り出しを見せた。
 しかし、第2レースに入ると風速が落ちたため、勢いに乗れずに順位を下げた。4年の金城隆太郎は「第1レースの流れを持って行きたかった」と悔やむ。それでも、終盤には再び風が出始め、優勝争いに食い込むことができた。
 「優勝を目指してチームづくりをしていたので残念だ」と金城。それでも2位は琉大が同大会で出した最高の順位。今大会を最後に卒業する金城は「優勝まであと一歩だった。今回の悔しさを力にして、後輩たちは初優勝を目指してほしい」と夢を託した。