6日から本土訓練 オスプレイ普天間3機


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 【東京】小野寺五典防衛相は28日、防衛省で記者団に対し、米軍普天間飛行場に配備されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機のうち3機が3月6~8日、米軍岩国基地(山口県岩国市)を拠点に低空飛行訓練や夜間訓練を行うと米側から連絡を受けたことを明らかにした。

今回の訓練は日米両政府で合意した県内で実施する訓練の県外移転ではなく、米軍が環境審査書報告書で示している通常訓練の一環。昨年10月の県内配備後、日本本土で訓練するのは初めて。
 防衛相の会見に先立ち、アンジェレラ在日米軍司令官(空軍中将)が同日、日本外国特派員協会で記者会見し、来週から県外訓練を開始すると発表した。オスプレイ配備に当たって作成した米軍の環境審査書報告書は、低空飛行訓練を本州、四国、九州の計6ルートで行うことを明示。このほか、中国山地とされるルートの使用も想定されている。
 小野寺氏は低空飛行訓練のルートについて「まだ報告は受けていない」と述べ、米軍から通知を受け次第、関係自治体に伝えるとした。