2月28日まで県内で合宿を行った7人制ラグビーの女子日本代表候補の選手やコーチ陣、県ラグビー協会役員らが同日、県庁を訪れ、平田大一県文化観光スポーツ部長に合宿の成果を報告した。
女子7人制ラグビーは、2016年のリオデジャネイロ五輪から正式種目となっている。3月の香港セブンス、6月のワールドカップなど国際大会出場が続くため、県の招致を受けて、強化を兼ねた初の沖縄合宿を23日から行っていた。
平田部長に沖縄での合宿の感触を問われた浅見敬子ヘッドコーチは「芝が最高に良かった。暖かい気候のおかげもあり、体調を崩す選手もいなかった。男子クラブチームとの試合も組んでもらった」と、県と県ラグビー協会の対応に感謝した。
中村千春主将は「最高の環境でやらせてもらって、楽しく合宿ができた」、鈴木綾香選手は「沖縄の女子選手がキラキラしたまなざしで接してくれたのが印象的。定期的に交流できるイベントもできればと思った」と話した。
また、課題を問われた宮崎善幸コーチは「大きな風呂が練習場の近くにあれば、練習後の疲労回復に役立つ」と答えた。平田部長は「課題は次のステップになる。要望を取り入れてぜひ形にしていきたい」と環境整備に意欲を見せた。