仲井真知事と山本沖縄相が会談 一括交付金などで意見交わす


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 新石垣空港開港式典への出席や石垣・宮古視察のために来県中の山本一太沖縄担当相は3日朝、石垣市のANAインターコンチネンタル石垣リゾートで仲井真弘多知事と会談した。

 山本氏は「沖縄振興について知事といろんな意見交換をさせていただいた」と述べ、沖縄振興一括交付金の経常交付金(ソフト交付金)の成果や課題、沖縄振興審議会のメンバーなどについて意見を交わしたと説明した。
 那覇空港第2滑走路の早期着工に関連する2014年度予算については、「具体的な話は出ていない」と答えた。
 仲井真知事は、一括交付金の地方交付税交付金部分の確保、那覇空港第2滑走路の早期完成などを求めた。
 会談中に米軍普天間飛行場の名護市辺野古地先埋め立ての申請時期について、話が出たかとの質問に対し、山本沖縄相は「こちらからも出ていないし、知事からも出ていない」と否定した。
 山本氏は、3日昼は八重山圏域の石垣、竹富、与那国の3市町長ら、同日夕には宮古圏域の宮古島市長、多良間村長らと意見交換して帰京する。【琉球新報電子版】