【中国時報】小中学生の負担軽減 テスト、宿題を制限 北京市


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 北京市の教育委員会は2月26日、小中学生の負担軽減のため、宿題の量やテストの回数を制限する通達を出した。宿題では5、6年生で1日1時間を上限とし、これまで行われてきた中間試験を廃止。学期末の試験のみにするよう厳命した。

 北京の小中学校では学習時間、宿題の量、テストによるランク付け、課外指導(補習と補助教材)がいずれも過剰である一方、体育の授業や運動の時間、自主学習時間が不足し、小学生の睡眠不足も深刻な問題となっている。
 今回の通達では、1、2年生に対して宿題を課すことを禁止。3年生以上には適宜、国語、算数、英語の宿題をすることを認めているが、3、4年生では1日30分まで。5、6年生では1時間まで、中学生では1時間半までとしている。