【中国時報】へき地校に電子書籍 クラウドで読書環境整備


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 新北市(旧台北県)では2月25日、クラウド技術を活用した図書館の供用を開始した。所蔵する電子書籍数は4千冊。烏来(ウーライ)小中学校などへき地にある学校4校には計40台のタブレット式端末を配布し、へき地の読書環境を整えていく。

 統計調査によると、図書館の蔵書数が1万冊を超えると、児童の読解能力が顕著に向上することが認められてるため、同市は1校1万冊を目標に蔵書を整備してきた。このバーチャル図書館はへき地や規模の小さい小学校の読書環境改善策の一環だ。紙媒体の図書の整備も積極的に実施していく方針だが、小規模校では1万冊は難しいため、児童1人50冊を目標に図書館を整備。電子書籍も紙媒体も、環境保護から文学、英語の絵本まで各分野をバランスよくそろえていく。