喜びの音色 三線に乗せ やいまぴとぅ大会開幕


社会
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一斉に三線や琴、太鼓を演奏する参加者=4日、石垣市総合体育館

 【八重山】新石垣空港の開港を記念した、全国のやいまぴとぅ大会が4日開幕し、関連イベントの「サンシン大合奏会」(主催・全国のやいまぴとぅ大会実行委員会、サンシンの日大合奏会実行委員会、石垣市文化協会)が石垣市総合体育館で開かれた。

小学生からお年寄りまで約300人が参加し、一斉に八重山、琉球の古典音楽を演奏した。
 合奏会は小中学生による「繁昌節」で幕開け。「とぅまた節」「でんさ節」「鷲の鳥節」と続き、息の合った演奏で故郷の音色を響かせた。
 3月4日の「さんしんの日」に当たっていることから、県内各地で開かれている演奏会と連動し、午後7時の時報に合わせて「かぎやで風節」を演奏した。
 大合奏会実行委員会の岡山稔委員長は「1番機を迎える準備をしながら島の唄を歌い、八重山の人の喜びを響かせよう」と八重山方言であいさつした。
 やいまぴとぅ大会は10日まで開催。市街地を練り歩く前夜祭大パレード(8日)、シンポジウム「八重山の振興と発展」(9日)などが行われる。