買い物ついでに1票 商業施設に期日前投票所


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 那覇市選挙管理委員会(亀島賢優委員長)は7月の那覇市議選と参院選から、市内大型商業施設2カ所で期日前投票を始める方針を明らかにした。

商業施設での期日前投票導入は県内初。多くの利用者が集まる大型商業施設に期日前投票所を設けることで、投票率向上につなげる考えだ。
 5日の市議会定例会で前泊美紀氏(無所属)の質疑に亀島委員長が答えた。
 期日前投票が行われる予定の商業施設は、サンエー那覇メインプレイス=市おもろまち=と、イオン那覇店=市金城=の2カ所。市役所新庁舎と首里、真和志両支所でも従来通り実施し、市内計5カ所で期日前投票ができるようになる。
 7月21日の投開票が想定されている両選挙の場合、投開票1週間前の7月15日から20日に期日前投票が実施される。両店舗の投票時間は午前10時から午後8時となる。
 亀島委員長は「民間の商業施設を活用することで選挙人の利便性を高め、投票率向上につながってほしい」と期待を込めた。
 県明るい選挙推進協議会会長の照屋寛之沖縄国際大教授は「気軽に行ける商業施設で投票できることは、選挙のイメージが柔らかくなることにもつながる。有権者が投票しやすい環境になる」と評価した。