県勢 春一番 V狙う ダイキン女子あす開幕


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14番でグリーンそばからのアプローチを練習する宮里美香=6日、南城市の琉球GC(諸見里真利撮影)

 国内女子プロゴルフツアーの今季開幕戦となる第26回ダイキンオーキッドレディストーナメントが8日から3日間、南城市の琉球GC(6435ヤード、パー72)で行われる。

6日は昨年米ツアー初優勝を果たした宮里美香らが練習ラウンドを行い、仕上げの調整に取り組んだ。前夜祭も那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれ、県勢が上位への意欲を語った。

◆ファン注目も「自然体で」/美香、入念にパット調整
 宮里美香は9ホールを回って練習。その後もパットを1時間ほどかけて入念に調整した。
 タイ、シンガポールと先週まで米女子ツアーを転戦。パットの出来に「すごくフラストレーションを持っていた」といい、不調の原因をキャディーと相談しながら探った。
 この日の練習で「だいぶいいフィーリングになってきた」という。
 コースでも、グリーン周りからのアプローチやパットに繰り返し取り組んだ。米とは違う高麗芝に「違うアプローチが要求される」と気を引き締める。
 米ツアーで初優勝した昨年は「すごくいいシーズンだった」と振り返る。「やっと勝てたので達成感がすごく大きかった」という。
 一方で、同賞金ランキング11位とベスト10にあと一歩届かなかったことに、「後半戦はずるずると終わった感じがあり、もったいない気がした。気持ち的には(喜びと)半分半分」。
 今季は参戦5年目の米ツアーで「より結果が求められると思う」と話し、「目標はメジャー優勝」と力を込める。
 転戦続きで、疲れも残る中での今大会だが、ショットはいい手応えを感じているという。
 海外での活躍で一層の注目が集まるが、「自然体で臨みたい。できることをしっかりやりたい」と話した。
(宮里努)