【中部・北部】8日午前8時40分ごろから午前9時半ごろにかけて、米軍普天間飛行場を離陸したオスプレイ1機が、キャンプ瑞慶覧や、浦添市のキャンプ・キンザー、うるま市のキャンプ・コートニー、北部のキャンプ・ハンセンなどに飛来した。キャンプ瑞慶覧の北谷町側や、キャンプ・キンザー、キャンプ・コートニーにオスプレイが着陸したのは初めてとみられる。
関係市町村には7日に米軍から沖縄防衛局を通じて、来賓輸送任務のために各米軍施設をオスプレイが周回するとの通告があった。
各市町村や目撃者によると、オスプレイは午前8時38分に普天間飛行場を離陸後、キャンプ・キンザーやキャンプ瑞慶覧での離着陸が確認された。午前9時15分ごろにはキャンプ・コートニーに飛来し、その後北部地域でも飛行。午前9時半ごろ普天間飛行場に戻った。
浦添市役所には6日に米軍から、7日には沖縄防衛局を通じて、8日午前8時半から8時40分までの間にキャンプ・キンザーでオスプレイがタッチ・アンド・ゴーを実施するとの通告があったという。市は市街地での飛行を避けるよう要請していたが、守られなかったため、沖縄防衛局などに対し「市街地上空を飛行したことは遺憾だ」と伝え、今後は海上から飛来するよう再度要請した。【琉球新報電子版】