胡潤(フージュン)研究所は2月28日、2013年度の資産10億ドル(約950億円)以上の富豪番付を発表。中国人が212人で、初めてアメリカを上回り、世界で最も富豪の多い国となった。胡潤研究所は英国人ジャーナリスト・フージワーフ氏が中国に設立した調査機関。
1位は昨年に引き続きメキシコのカルロス・スリム氏で660億ドル。以下、米投資家のウォーレン・バフェット氏、ZARAの創業者でスペイン人のアマンシオ・オルテガ氏と続いた。
ランクインした1400人余のうち600人以上がアジアに集中。香港・長実グループ会長の李嘉誠氏が昨年の13位から7位にランクアップしてトップ。近年、同氏はイギリスのインフラ整備事業に力を入れており、欧州では広く中国人投資家として知られている。