辺野古埋め立てに同意 名護漁協が臨時総会


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 【名護】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う公有水面埋め立てへの同意を諮る名護漁業協同組合(古波蔵廣組合長)の臨時総会が11日午後、名護市内で始まり、総会で同意に応じることを決めた。総会は非公開で行われ、同意に関する議案のほか、補償交渉は同漁協の交渉委員会や理事に一任すること、補償金の配分は配分委員会に委ねることも諮った。

 名護市内の会場には正午すぎに古波蔵組合長らが到着。総会の案内を示す掲示板には「漁協以外立ち入り禁止」の張り紙があった。同漁協と防衛局は、これまでも水面下で補償交渉を重ねてきた。臨時総会で承認が得られれば、交渉が本格化する。
 臨時総会で議案が承認されるには、正組合員95人のうち過半数が出席し、そのうち3分の2の賛成が必要。2月に開かれた役員会では同意することへの異論は出なかったという。【琉球新報電子版】