「4・28」祝日はやめて かけはしの会、官房長官に要請


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 【東京】政府がサンフランシスコ講和条約が発効した4月28日を「主権回復の日」として式典開催を閣議決定したことを受け、県選出・出身自民党議員でつくる「かけはしの会」(会長・西銘恒三郎衆議院議員)は15日午後、官邸に菅義偉官房長官を訪ね、4月28日を国民の祝日にはしないよう求めた。

さらに式典では安倍晋三首相のあいさつで沖縄県民の複雑な思いにも触れるよう求めた。開催は閣議決定されているとして、中止は求めなかった。
 西銘氏によると菅氏は、祝日について「そこまでは考えていない」と強調。「式典で首相は沖縄や奄美、小笠原の気持ちに配慮した話をすると思う」と説明したという。
 要請後、西銘氏は「式典自体は閣議決定された。ただ以前、党内に休日にしようという動きもあったと聞くので沖縄の思いを伝え、くぎを刺した」と述べた。