静かな生活返せ オスプレイ撤去訴え区民大会 宜野座・城原


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オスプレイの訓練即時中止などを求め、ガンバロー三唱する城原区民ら=17日、宜野座村城原

 【宜野座】オスプレイ配備以降、集落付近で低空飛行や夜間訓練が繰り返されている宜野座村城原区のオスプレイ撤去区民総決起大会(同実行委員会主催)が17日、同区公民館で開かれた。

区民ら約120人が参加した大会では「静かな生活を取り戻す」として、(1)城原空域での訓練即時中止(2)着陸帯の即時撤去―を求める決議を採択した。宛先は首相や米大統領ら6者。城原区は当真淳村長と協力し、県外には郵送、近く在沖米軍や沖縄防衛局には直接決議文を手渡す。
 大会には区民の半数近くが参加。主催者を代表し、大嶺自孝区長は「昼夜を問わない騒音と震動で区民は耐え難い苦痛を受けている。被害が日常化することに激しい憤りを覚える」と厳しい現状を指摘した。
 小学生から老人会、行政委員まで各層の代表が登壇。漢那小4年の新川秀治君と稲嶺結さんは、騒音で授業に影響があり「5年、10年たってもオスプレイが出て行かない限り、この運動はやめません」と述べた。
 集落で着陸帯に最も近い場所に住む泉忠信さんは「オバマ大統領、アメリカに持って帰ってください。安倍首相、オスプレイの飛ばない平和な地域をつくってください」と呼び掛けた。

英文へ→Rally calling for removal of Osprey