![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img514669803c390.jpg)
プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=30勝9敗)は17日、千葉市の千葉ポートアリーナで千葉ジェッツ(東地区6位=20勝19敗)と今季第40戦を行い、89―59で大勝した。2位島根とは3ゲーム差。
キングスはアンソニー・マクヘンリーやジェフ・ニュートンらの活躍で第1クオーター(Q)中盤からリードし、前半を7点差で終了。第3Qは堅い防御からの素早い攻撃が次々と決まり、安定した試合運びで千葉に連勝した。
キングスの次戦は23、24の両日、石垣市総合体育館で埼玉ブロンコスと2連戦を行う。
琉球ゴールデンキングス(31勝9敗)
89―59(20―11,17―19,33―11,19―18)
千葉ジェッツ(20勝20敗)
第1Qから積極的
遠山向人HC(キングス)の話 第1Qから積極的に行くことができた。前半はさほど差は開かなかったが、積極性があったのでこういう展開になると信じていた。失点の部分を含めても、いいゲームができた。
◆堅守速攻の本領発揮/第3Qに爆発 集中力切れず
前日苦しみながら2点差で勝利したキングスが同じ千葉を相手に快勝。堅い守備から素早い攻撃につなげる持ち前のバスケが第3Qに爆発し、アウェーで貴重な連勝を手にした。
序盤はやや動きが硬かったが、大黒柱のジェフ・ニュートンやアンソニー・マクヘンリーのゴール下からのシュートなどでリードを保ち、後半につなげた。フリースローは、第4Qに最後の1本を外すまで13本連続で決め、点差がついても各自が高い集中力を見せた。
16日は5得点だった司令塔の並里成は、14得点と試合を通してチームをけん引。「前日は慎重になったので考えすぎず、自分たちのバスケを意識した。みんながよく走ってくれ、パスの選択肢が広がった」と、面白いようにシュートが決まった第3Qを振り返った。
前日は千葉のジョー・ワーナー、マーキン・チャンドラーに計41失点を喫したが、2人がかりでマークするダブルチームの徹底で、この日は計15点に抑え込み、堅守速攻という本領をいかんなく発揮した。
今季新加入で、後半13得点と活躍したテレンス・ウッドベリーは「今後もディフェンスからの展開が鍵にになると思う。チームは毎週成長し、勝ち方を学んでいる」と手応えを語った。(与那嶺明彦)