FC琉球、今季初白星 JFL第2節


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 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第2節は17日、各地で7試合を行った。今季初のアウェー戦となったFC琉球は、静岡県の藤枝総合運動公園サッカー場で藤枝MYFCと対戦。

5―1と圧勝し、今季初白星を挙げた。通算成績は1勝1分け(勝ち点4)で、順位を5位に上げた。琉球は、苦しい立ち上がりだったが、40分にFW高橋駿太が先制。前半終了間際に失点したが、後半からDF一柳夢吾主将、高橋、MF永井秀樹、ロスタイムにFW我那覇和樹と連続得点し、大差で藤枝を破った。
 琉球は次節、24日に県総合運動公園陸上競技場で、現在10位の横河武蔵野FCと対戦する。午後1時キックオフ。

FC琉球(1勝1分)(4)
5―1(1―1,4―0)
藤枝MYFC(2敗)(0)
▽得点者 【琉】高橋2、一柳、永井、我那覇【藤】アラン

満足度は60%/薩川了洋監督(FC琉球)の話
 初のアウェー戦で、良い時間をつくれた。チームとして、早めに勝ち点3を取りたかった。満足度は60パーセント。立ち上がりからチームとして戦わないと。選手同士のポジション争いも増やして、チーム力アップにつなげたい。

◆後半目覚め圧巻の攻め
 開幕ホーム戦は、引き分けというもどかしい結果だった琉球。静岡での今季初アウェー戦は、5―1と圧倒的な大差で初勝利を挙げた。
 「立ち上がりは、地に足がついていなかった」(我那覇)。前半はシュート数わずか5回に対し、相手には10回のチャンスを与え、1―1と同点。
 しかし、ハーフタイムで「やることやれよ」と、薩川監督が一声を浴びせると、チームは地力を発揮した。
 49分、ポストに跳ね返った球を一柳主将が右足で決め、追加点。さらに55分、高橋が3点目を奪うと、42歳のベテラン・永井も負けじとヘディングでネットを揺らし、JFL最年長得点記録を更新。ロスタイムには我那覇がダメ押しの5点目を決め、圧勝につなげた。
 それでも、序盤からリズムをつかめず、「後半は切り替えられたけど、前半は押し込まれた」と、一柳主将は反省を口にした。我那覇も「入り方を改善していかないと」と、冷静に振り返った。
 一方で収穫もあった。昨季は出場を逃した県出身のDF砂川太志が先発出場。新加入のDFファン・ジュヒョンも後半投入され、勝利に貢献し、チームの成長を感じさせた。