新聞活用講座で覚書 琉球新報社と琉球大教育学部


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調印式後、りゅうちゃんと一緒に記念撮影する井上講四琉球大教育学部長(左)と玻名城泰山琉球新報編集局長=22日、西原町の琉球大教育学部

 琉球新報社と琉球大学教育学部は連携し、教師を目指す学生らに新聞の役割や仕組み、新聞を教材として活用するNIE(Newspaper In Education)の事例を紹介する「新聞活用実践講座」を2013年度から同学部に新設する。

 両者の連携に関する覚書の調印式が22日、西原町の同大であり、琉球新報社の玻名城泰山取締役編集局長と、琉球大の井上講四教育学部長が覚書を取り交わした。
 講座は4月に開講する。同学部共通科目の「現代的・地域的教育課題に関する科目」として位置付けられ、学生は選択必修科目として受講することになる。
 井上学部長は「NIEについて、個人的にはずいぶん前から興味を持って見守っていた。将来的にもお互い協力し、成果を共有していきたい」とあいさつ。玻名城局長は「教育学部の学生の皆さんが本講座を通して『世の中が見えてくる』ためのヒントを得て、卒業後に生かしてもらえれば幸いだ」と述べた。
 13年度前期は普久原均編集局次長・報道本部長・NIE推進室長が講義を担当する。NIEの歴史と学力観の変化や、沖縄における新聞の社会的役割などについて紹介していく。

英文へ→Ryukyu Shimpo and University of the Ryukyus to start newspaper course