シーマが“天寿”全う こどもの国の19歳雄トラ


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人間でいえば90歳の長寿を全うしたシーマ=2011年4月(沖縄こどもの国提供)

 【沖縄】沖縄こどもの国の動物園で飼われていた雄のトラ、シーマが22日朝、獣舎で死んでいるのが見つかった。

年齢は19歳と10カ月で、人間でいえば90代のお年寄りだった。園は「老衰のために亡くなった」と話している。
 1カ月ほど前から体調を崩し、ここ1週間は餌をほとんど食べなくなった。飼育員は餌を替えるなどしてシーマの食欲が回復するのを待ったが、餌を受け付けなかった。22日午前8時ごろ、飼育員が死んでいるシーマを見つけた。
 シーマは1993年5月の生まれ。95年9月に愛媛県のとべ動物園から沖縄こどもの国にやってきた。ただ1頭のトラとして子どもたちの人気を集めてきたが、高齢のため昨年も体調を崩し、生死が危ぶまれることがあった。
 比嘉源和園長は「シーマは天寿を全うしたといっていい。20歳の誕生日までは頑張ってほしかった」と残念がっていた。こどもの国は、シーマの骨格標本を作る予定だ。

英文へ→Popular tiger Shima dies in Zoo