FC琉球が連勝 横河に1―0 JFL第3節


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FC琉球―横河武蔵野FC 76分、ゴールを決め、喜びながら走り出すFC琉球のFW高橋駿太(手前)=24日、県総合運動公園陸上競技場(仲本文子撮影)

 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)第3節は24日、各地で8試合を行った。FC琉球は県総合運動公園陸上競技場で横河武蔵野FCと対戦し、1―0で競り勝った。

ホーム戦としては今季初勝利で2連勝となり、通算成績を2勝1分け(勝ち点7)とし、順位は2位に浮上した。
 琉球の次節は31日、沖縄市陸上競技場で福島ユナイテッドFCと対戦する。午後1時キックオフ。

FC琉球(2勝1分)(7)
1―0(0―0,1―0)
横河武蔵野FC(1勝2敗)(3)
▽得点者 【琉】高橋

 【評】序盤から大きなパスをつなぐ相手に主導権を握られた。琉球の細かいパスがつながらず、何度もピンチを迎えたが、守備陣の粘りと森本のセーブで失点は免れた。76分に高橋が得点し、1点を守り切った。

内容は良くなかった
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 内容は良くないけど、2連勝できたのは良かった。雨の中、見に来てくれた人に何とか勝つ姿を見せられた。

「薩川琉球」本領を発揮/1点を守り切る
 ホーム2戦目となった「薩川琉球」が、ここにきて本領を発揮し始めた。昨季までは失点の多さで課題に挙げられていた守備が、何度もピンチをしのいで1点を守り切る健闘を見せた。
 ゲームそのものは、琉球のシュート数7に対し相手が11と、主導権を握られた。立ち上がりから相手のロングパスに振り回され、カウンターで好機をつくっても、ポストにはじかれるなど、苦しい時間が続いた。
 リズムに乗れない中で、死力を尽くしたのはチームの主軸・一柳だった。大きな声で最終ラインから選手らを鼓舞し、守備に徹した。
 琉球の守護神・森本も、何度も好セーブを披露。スタンドを沸かせた。
 苦しみながらも、今季ホーム初白星とした琉球。一柳主将は「後ろがゼロに抑えていれば、前が取ってくれると思っていた」と、振り返った。
 それでも、手放しで喜べる内容ではないだけに「まだまだやらなきゃいけないことはたくさんある」と、薩川監督。次節に向けて闘志を燃やした。(仲本文子)