【国頭】26日午後4時半ごろ、国頭村安波の「やんばる学びの森」内にある散策路などで、迷彩服を着用した米兵十数人が行軍訓練する様子が確認された。目撃した学びの森の山川安雄運営責任者によると、米兵らは散策路付近の森から施設内に入り、安波ダム方面に立ち去っていった。銃は携行していなかったとみられる。山川さんは「ここは訓練場ではない。あってはならないことだ」と怒りをあらわにした。
行軍していた米兵は迷彩服姿にヘルメットを着用し、軍用バッグを担いでいた。当時、現場周辺では観光客や小学生約30人を対象にしたキャンププログラムが行われており、複数人が米兵とすれ違ったという。
学びの森は米軍北部訓練場に囲まれている。近接するヘリコプター着陸帯「LZ4」付近では同日午後0時半ごろにオスプレイが訓練する様子を学びの森の職員が目撃しており、オスプレイに搭乗していた米兵とみられる。
【琉球新報電子版】