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宜野座村城原区の大嶺自孝区長らは27日、オスプレイが住宅地上空を飛ぶ写真やDVD、17日の区民大会の抗議決議文をオバマ米大統領宛てに郵送した。同封した手紙には「われわれの置かれた状況は極めて深刻だ。直ちに改善の指示を出してほしい。心のこもった解決をしてくれると期待する」とつづっている。後日、区民ら297人分の署名も在沖米総領事館を通して大統領に送る。
27日、県庁記者クラブで会見した大嶺区長は、騒音被害が米本国に伝わっていないとし「実態を知ったら大統領もびっくりするんじゃないか。米国が本当に民主主義の国なら、どうにかしてほしい」と訴えた。新川秀人行政副委員長は米国に手紙を送る理由について「これまで4回、政府に抗議したが現状は変わらない。われわれの思いがどこかで止められている。日本政府が信頼できないので直接米国に訴えたい」と説明した。
DVDは約10分で、オスプレイが爆音を鳴らして城原区の住宅地上空を飛ぶ様子が映し出されている。
署名は外務省沖縄事務所を通して安倍晋三首相宛てにも既に送付している。
大嶺区長らはこの日、喜納昌春県議会議長、古波蔵健基地防災統括監をそれぞれ訪ね、訓練中止に向け連携して政府に訴えるよう求めた。