非暴力の闘い継続 ゲート前抗議半年で集会


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オスプレイ配備撤回などを求めガンバロー三唱する市民ら=30日午後6時すぎ、宜野湾市社会福祉センター

 【宜野湾】米軍普天間飛行場ゲート前で抗議行動を続ける市民による「オスプレイ・基地撤去 普天間基地ゲート前行動6カ月集会」が30日、宜野湾市の社会福祉センターで開催された。

 同飛行場ゲート前や名護市辺野古、東村高江などで抗議行動を続ける市民ら約170人が集結。オスプレイ配備を阻止しようとゲートを封鎖した昨年9月末以降の半年を振り返り、今後も粘り強く行動を続ける決意を新たにした。
 集会には「でいご娘」の島袋艶子さんも駆け付け、三線を弾きながら父の遺作「艦砲ぬ喰ぇーぬくさー」を披露。「子どもたちの未来のためにも歌い継いでいく」と参加者にエールを送った。集会の終盤には参加者全員が合唱し、平和への願いを込めた。
 半年間の行動報告で、野嵩ゲート前での抗議行動を続ける喜友名稔さん(74)は県民大会や首長らによる東京大行動などの要請行動が全て無視されてきたことに触れ「残された手だては非暴力直接抗議行動しかない。いざというときには市民の手で封鎖することもできる」と行動の継続を呼び掛けた。
 昨年12月に開催された「怒りの御万人(うまんちゅ)大行動」のサウンドデモ実行委員を務めた石原岳さん=東村高江=も登壇した。「世代が交代していく中、問題は続く。若い世代にバトンを渡せるようなこともしたい」と述べた。