【中国時報】中国で電子書籍販売 海峡書店、年内に拠点6カ所


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 中国と台湾の合資による初の電子書籍出版社「海峡書店」は3月24日、福州市と台北市で開業すると発表した。出版だけでなく中国全土へネット販売する。出版業の中国ネット市場への本格進出に、台湾の出版業界でも注目が集まっている。

 同社は中国、台湾や海外の書籍をデジタル化。コンテンツデザインやマネジメントなどビジネス関連や技術開発関連の書籍を中心に企画出版していく。ことしはiOSとアンドロイド向け書籍のそれぞれ50冊を出版する予定だ。
 資本金は1億人民元(約15億円)。台湾の城邦(じょうほう)メディアホールディングと中国の海峡出版グループが、4対6の割合で出資した。本社は福州市で、北京と上海に事務所を設置。今年中に中国全土の6カ所にサーバーを設置し、全国展開する。