【中国時報】盲導犬連れ日本に留学 高雄市の呂さん


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 重度の視覚障がいのある、高雄市の呂千毓(ろせんいく)さんはことし、盲導犬のリースに助けられ、筑波大学の障害科学系視覚障害科博士課程前期に入学する。盲導犬を連れた留学という初の快挙に、応援の声が集まっている。

 呂さんは右目が全盲、左目が0・03と強度の弱視。小学校に勤務しながら教育部(文科省)の留学試験に挑戦して合格。この春からの留学が決まった。それまではつえを使っての生活だったが、新しい環境に不安を覚えたため、盲導犬を申請し、豪州で訓練を受けたラブラドルレトリバーのリースが選ばれた。
 入学に先駆け、すでに日本入りしている呂さんだが、交通法規や習慣の違いにどぎまぎ。一方、リースはあっという間に適応している。