【中国時報】新幹線技術 台湾へ JR東海、共同開発も視野


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 JR東海がこのほど、新幹線の安全運転技術や災害時対応のノウハウなどの技術を台湾高速鉄道に提供することを明らかにしたことに対し、台湾高速鉄道はまだ契約の段階に至っていないが、将来は共同で車両を開発し、世界進出を視野に入れた計画があることを明らかにした。

 同社によると、現在JR東海のほか、JR西日本、JR九州3社と協議に合意。日本側が技術を有償で提供すると同時に職員を指導や研修のために派遣。台湾新幹線が2015年度に延伸するのを機に、ATC(自動列車制御装置)や運行管理システムの改良に協力する。
 現在の台湾新幹線はドイツと日本の技術の複合体。台湾高速鉄道は将来機会があれば、日本と台湾で新たな車両を開発し、協力して世界市場に打って出たいとしている。