F22また緊急着陸 嘉手納基地、燃料漏れ十数メートル


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緊急着陸後、F22から十数メートルにわたり漏れた燃料を拭き取る米軍関係者=3日午後4時半ごろ、米軍嘉手納飛行場(読者提供)

 【嘉手納】米軍嘉手納飛行場に暫定配備されているステルス戦闘機F22ラプター1機が3日午後4時10分ごろ、同飛行場の南側滑走路に緊急着陸した。不具合の原因は不明。

着陸後、機体から十数メートルにわたり燃料が漏れた。米軍関係者ら10人以上が漏れ出た燃料を拭き取る姿も見られた。
 目撃者によると、F22はエンジン後部から白い煙を出しながら国道58号側から南側滑走路に進入し、滑走路脇で停止。緊急車両が近づき、パイロットが脱出した。午後6時ごろにけん引され格納庫に向かった。
 F22は、1日にも2機が緊急着陸している。F22は低酸素症に似た症状を訴える操縦士が相次いだため、一時運用を停止。原因は主に操縦士が着用するベストの不具合とされ、米軍は2012年5月に改善策を施したとして、運用を再開した。

英文へ→US Air Force F-22 makes emergency landing at Kadena Air Base