モノレール1400万人超 12年度乗客


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ゆいレールの年間乗客数の推移

 沖縄都市モノレール(ゆいレール、那覇市、仲吉良次社長)は3日、2012年度の乗客数が過去最多を更新し、前期比6・3%増の1422万9789人となったと発表した。

初めて年間1400万人を超えた。併せて12年度は、一日の最多乗客数と月間最多乗客数も過去最多を記録し、開業以来初の「乗客数3冠王」を達成した。那覇市役所の新庁舎建設など沿線の再開発や那覇大綱挽まつりなどイベントが要因。
 一日の最多乗客数は10月7日の7万4423人で、06年度(10月8日)の7万3076人の最多記録を更新した。記録となった10月7日は那覇大綱挽まつりでメーンの世界一の大綱挽が行われる2日目。月間最多乗客数は10月の134万5123人で、初めての月間130万人を超えた。
 一日の平均乗客数は3万9093人で、目標の3万7440人を上回った。
 年間の乗客数が最多記録を更新したことについてゆいレールは「クルーズ船の寄港も増え、台湾や韓国の航空便も増えた。さらにLCC(格安航空会社)も就航して、観光客が増えた。一日乗車券を使い始めて24時間使えるようになり、県内にも利用客が広がってきたようだ。今後は沿線の開発もあり、ますます乗客数は伸びていくと思う」と展望した。